夜雲巡り.

2018年8月7日

夜雲巡り

 

夜空の雲にも表情がある様に

朧げな表情に成ったりもする

月を霞がける時もあれば

その存在を闇に任せて

澄み切った表情になる時もある

人の心も星や月では無く

寧ろ流れ行く雲の動作にも思う

 

 

人の心も乱れやすく流され易く

暫くの間 この夜闇と会話を嗜む

緩やかな月に照らされて

その存在を闇に任せて

澄み切った心になるまで黙想する

霞がかる夜空も我が心の如く

紛れ無い月光が全てを映し出す

 

 

夜色の風を受けては遥かなる幻に

おもむろに囁きかけては物思う

夜色の風は光り流れて行く

その存在を星に照らされて

月明かりをたなびく雲が遮って行く

霞がかる夜空も人の心の如く

時空の中ゆるやかに流れて行く

 

 

雲の表情を見る時 少し変わっていると言われる僕は、昼よりも寧ろ 夜の雲を眺める方が、大好きなのです。夜闇に浮かぶ雲とそれを運ぶ風そして月光と星、その風景は、人の世と心の動きに似ている様な気がして、月とか星ばかりでなく、上をみあげれば、今にも吸い込まれそうな、藍色の空に色んな表情を見せて行く雲…まったく雲が無い時も、闇の深さが違う様にも思えます。恋愛詩では、無いですが…チョット描いてみました。



 

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