雪の音
吐息も凍える 一人きりの淋しさの中
青く光る街灯りだけが ワタシのともしび
紫紺の星の間を駆けて行く 氷のペガサス
寂しげに 見つめてた
今のワタシには いつも何かが足りなくて…
見つけては 触れて見るけれど
何かを失いそうで 臆病になってしまう…
温もりが欲しくて 凍えそうな指先で
愛を尋ねて見るけれど 遠くなって行くだけ
破れそうな冷たい空気に
雪の音が シンシンと微かに響く…
青白き世界が ワタシひとりを包んで行く
ワタシも だんだん凍えて行く…
舌先に残った 僅かな温もりで
叶わない何かを 今も探そうとしている…
はるかに 吉香まい【辛い時に聞く曲】