限りある空
コンクリートの壁に囲まれて
ボクらの あんなに青く広かった空は
まるで切り取られた
灰色の限りある空へと変化して行った
自由な夢さえも ボクらは
簡単には 見れなくなってしまった
作り笑顔で 周りに合わせて見たり
疑問を抱えたまま 誰かに支配されたり
生活の為 命を削り
何かを得るために 大切な事が消えて行く
だけど こんなはずじゃなかった
温かみのない コンクリートの冷たさが
体温を奪って行く
心に冷たい風が 吹くばかり
あの時 ボクらが
空に描いていた 夢と何かが違う