夢と現実.

夢と現実

 

夢と現実

夢なのか? どうして流れ着いたのか?

美しい入江 真珠の砂が輝く砂浜
空と緑の色が冴え渡る

あなたと二人だけの場所

空飛ぶ不死鳥 空にかかる消えない虹

あなたの手を引き歩く砂浜
そして 椰子の葉陰で抱き寄せる

少し控え目な太陽光線が 僕らをいい感じで照らす
けれど 余り暑さを感じない 音の無い世界…

僕は生きているのだろうか?

投げやりな考えも消えて 生活の不安や見栄もなく
柵も理不尽な企みも無く 思いが叶う

お金への執着心も無くなっていた

この国で生きて行こう 二人 何も無くても…
全て一から出直して あなたと二人きりで…

ここなら…と幸福感を頬張った…

次の一瞬 急に目が覚めると
さっきまでと風景も変わり
枕の端っこが見えた

残念ですがと 現実の世界で
ただエアコンの音が響いていた

今日も仕事だ…もう後 少ししか眠れない…

夢だと実感すると
儚すぎる人生に涙が溢れそうになった

自分のエゴは人を苦しめ
その事が社会に広がり

人らしい優しさや
義理 人情はどこえ消えたのだろう? 夢は 儚すぎて…

 

 



 

-悲しみ/切なさ

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