午前三時の風
午前三時の風は あまりも寂しすぎて…
すぎてゆく過去達が 優しく微笑むけれど
時の流れの中でゆっくりと 消えて行く…
淋しさは 闇から生まれ
時として 影となり人の心にも寄り添ってくる
美しい 明け方の空を 知っていても
ありふれた 闇夜の空は 印象に残らず
それ故 余計に印象に残る美しさを求める
甘えたの僕の影は大ききく 長く伸び始め
君のいる所まで 伸びようとするけれど…
余りに優しすぎて 月がこれを許さない…
たまたま小窓を開けると 午前三時の風が
お前にはコレがお似合いと 僕に取付く…
午前三時の風は容赦無く 再びの孤独を
僕の心の運び込んできていた
辛く寂しい 孤独はもう 嫌なんだ…
誰か 太陽を下さい…そして温めて欲しい…