心地よい風
心地よい風が 吹き抜けて行く
春の匂いを運んで 温かい空気を運んで
小鳥達は囀り 草木は 夢の蕾を膨らませて
新しい仲間 新しい世界 そして新しい期待
そして一番大切な人を失った
僕だけが 取り残されて行く
それでも 心地よい風は 吹き抜けて行く
そんな事など 御構い無しに
あなたの涙も 僕の涙も 風が運んで行く
決して離れない様に 固く結んだ糸も
風に遊ばれて 今にも解けそう…で…
この風の便りは あなたに届いているのかな?
この風の便りは 僕があなたに伝えたい言葉
別々に離れて生きて行くにしても
そうで無いにしても…
この想いは 変わる事も無く離れず
永遠に風に吹かれて行く…
そして いつか …
心地よい風となり 吹き抜けて行く…