優しかった人へ…

優しかった人へ…

 

優しかった人へ…

最愛のあなたが いなくなった夜も
こんな寒い静かな夜でした…

あなたが愛を惜しみなく与えたくれた僕は

何時も自分勝手で どうしようも無くて…

それでも少しは認められようと
頑張っては見たけれど…

あなたを安心させる事が
最後まで 出来ませんでした…

あなたが旅立つ時に
音も無く空から舞い降りる真白な雪は
僕には あまりにも残酷すぎて…

僕の肩に降り積もり 僕の心を凍らせて
氷の涙となりこぼれ落ちて行った

今は亡き 優しかった人へ…

あなたに謝りたい事 沢山ありすぎて…

一緒にやりたかった事も 一杯ありすぎて…

ただただ こんな僕が情けなくて…

どんなに未完成でも僕の都合で
時計の進行は 待ってはくれないから

中途半端な僕だとしても
今は そのまま歩いて行くしか無いのだから

どうか僕を 許してください…
何時か胸を張り あなたに再会出来る時まで



 

-悲しみ/切なさ

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