百回の春夏秋冬
僕等が見送れる一つの季節は
概ね百回有ればいい
僕等の多くはこの百回の季節さえも
見送る事もできずに果ててゆく
これは永遠という言葉とは程遠く
肉体と魂の寿命の考え方も 相当に違うだろう
例えば 肉体年齢で言うとたった百回の夏さえも
見送る事は難しいという事だ
その反面 印象として 魂に年齢という概念も
感じる事は無く 永遠という言葉が当てはまる
しかし 今日を生きる僕たちは 肉体と魂の
どちらも存在している事を言うのであろう
あなたの年齢を考えると おのずと後何回の
春夏秋冬を見送る事ができるのか?
人間の一生は長い様で短い そして儚くて
永遠では無い …
だから大切に生きなくては 自由に生きなくては…
あなたは今 何度目の冬を迎えようとしていますか?
その希望は成就しましたか? その思いは伝わりましたか?
僕等は百回の春夏秋冬を見送る事が出来るのだろうか?
アヴェ・マリア AVE MARIA / 本田美奈子.