遠い夏の日…涼風が、風鈴を撫でて行く…
虫採り網を持った子供達が、元気に走り過ぎて行く…
蟬時雨の中の景色は、脳裏に焼き付いていた、
モノクロの映像を映し出していた。
夏休みと言えば、ラジオ体操、海水浴
そして絵日記 プールに花火、林間学校
盛りだくさんの小さな幸せを、胸をトキメカセテ
僕等は、精一杯味わっていた様な気がする。
小さな胸のトキメキを隠し切れずに…
あの日の僕等は元気に走り過ぎて行く…
其れが恋だとも知らずに…
脳裏に焼き付いていた君への思いは
ただ好きとしか言えずに…
其れ以外の何者でも無かった…
其れがどんな事なのかも解らずに
ただ一緒に居られれば…
それ以上何も要らなかった あの夏の日…
夏休みの思い出は沢山ありすぎて、今回は、小学生低学年時代に近所のお姉ちゃんが好きで、何時も遊んでもらってたときの気持ち?恋の芽生え?みたいなのを描いてみました。子供の頃は、したごころもなく、ただ好きな人は好きって思えた。告白とかも全然思いつかない位、ただ一緒に居たい…何時も遊びたい…ただそれだけしか無かった。其れが恋心かなぁ〜って思う事も有ったけれど、ただ好き以上何もわからなかった。ただそれだけで良かった。