いにしえのえにし(縁)は
五里先の月鏡に映る君を
水面に映し出す
静寂の中に響き渡る
音色は古きを想い尊ぶ
藍に染まる夜闇と橙色の月よ
君の教えと愛しさを心中に
夜風に晒され 秋虫の唄を耳に
月光を浴びてもの思う
我が心中と秋虫の唄は
五里先の静寂の中に響き渡る
懐かしき回想は躰を巡り
月鏡を水面に映し出す
藍に浮かぶ銀の星よ
儚き夜風に愛唄を散りばめ
愛しき人に届け給え
懐かしき回想と供に
今宵の水面は月鏡
静寂の中に響き渡る一滴の雫
懐かしき回想とえにし(縁)
今生の思いと来世の浪漫