星のカーテン
空気が澄んだ 少し肌寒かった夜
あなたを想い溜息 空を見上げる
紫紺のベルベットに 紛れも無く
幾つもの小さな輝き
流れて行く 堕ちて行く 音も無い涙
護りたい 愛したい 啜り泣く我が胸
闇の静けさを知り この身を委ねても
誘われて行く 吸い込まれて行く優しい光
愛した魂は永遠だと…
ただ過ぎ去っただけと…
そう言いながら また一つ星が流れて行く…
私の涙も 独り静かに流れて行く…
広大な星のカーテンの下で…
音も無い心地良い静寂と
紫紺の闇の中の優しさに包まれて…
空に輝く 星のカーテン