別の人の足音.

2018年5月31日

別の人の足音

少しずつ変わりゆく季節の様に
あなたの心が覚めて行く

二度と訪れることの無い時間を
確かに二人は生きてきた

でももう其処には戻れない
あなたをまだ愛しているから

あなたがあなたらしく生きるのを
見守りたいから

これでお別れですね
いつか何処かで会えればいいですね

私に遠慮がちなその心は今まで
感じたこと無い優しさ

繰り返し言ってくれた愛の言葉も
今ではもう借りて来た言葉

だからもう其処には戻れない
あなたをまだ愛しているから

最後まで優しい嘘で騙して欲しい
そっと目を閉じるから

これでお別れですね
いつか何処かで会えればいいですね

怯えながら聞いていた別の人の足音を
暗く凍えた心の中で

どうすればいいか答えも出なかった
泣き濡れて涙も枯れ果てた

だからもう其処には戻れない
何も残らなくてもいいから

この胸をナイフで引き裂いて欲しい
そっと目を閉じるから

これでお別れですね
いつか何処かで会えればいいですね

 

 

もっとドラマティックに、書きたかったんだけど、女心が理解できてない様ですが、まだまだ修行しなければダメですね。自分が女性になった気分で、考えてみました。うまく書けてないですが、色んな方がいらっしゃるので、誰かの心の端にでも刺さればいいと思います。
心変わりに傷つく女性の気持ちと、後ろめたい男の気持ちとのすれ違う描写をもっと書きたかったんだけど、やっぱり散文になってしまいました。これに懲りず頑張っていきたいと思います。



 

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