波の上の小国.

2018年6月28日

波の上の小国

波の上の小国

限られたもの達だけが
辿り着く波の上の小国

其処には無言の友情がある

其処には最高の時がある

神が下界を見下ろすかの様に
レジェンドのみが辿り着く場所

限られたもの達だけが
辿り着く波の上の小国

其処には自分だけの波がある

其処には波乗り屋達の夢がある
神が創り出す大自然のパノラマ

決意した者だけが辿り着く波の国

多少危険が伴う国だけど

その快楽を求めて
僕らは旅を続けて来たのだから

僕らには夢の国だった

空と海が溶け合う
見事なグラデーションを放つ場所

もう二度と同じ波は来ない……

人生が過ぎていくかの様に
波が僕達の記憶をすり抜けて行く

行き交う波の後ろ姿を見送る

目に映る光景は自分の記憶の中で
忘れられない風景画となる

 

 

また、散文になりましたね。波の上の小国は、限られた者達だけが辿り着く、海の上にできた、小さな国です。其処には、同じ意志を持った人達がいてルールやモラルも、誰一人口に出す人はいなくても、暗黙の了解で、人の波を邪魔することもなく、波にのる者を歓喜の声で、迎えてくれる。ただ、一番沖に出来る事が、多いので、其処に来れる者しか、小国を味わう事は出来ません。其処には同じ志の仲間達が集まり、余り言葉をかわすこともないが、繋がっている事が、すごく伝わって来る場所です。普通は、沖を見渡すのですが、波乗り屋達は、沖からビーチに同化する景色を眺めて、最高の時間を楽しんだのです。



 

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