星が藍に散り咲き
月の光が水面を照らしたら
髪を結い上げ私は
今夜あなたの元に行く
きっと待っててくれますね
色取り取りの短冊に
胸に秘めてたこの思いを
薄く引いた紅で綴ったら
水面に映す浴衣姿を
あなたは誉めてくれますか?
天空を隔てるこの河が
逢えない悲しみの涙で溢れ
心待ちにしていた今日
恋唄を乗せた笹舟は
あなたに届きましたか?
年に一度の天空の恋物語
私の思いが
あなたに届きます様に…
七夕には、色んな伝説があり、願いが叶うと言われてます。恋短冊という詩も以前書いてアップしましたが、今回は、会えると言っても、川向こうの姿しか見えない状態を書いて見ました。織姫と彦星はある事情から引き離されてしまいましたが、年に一度だけ、逢える日が訪れました。その事柄を日常の自分達にリンクさせて描いたつもりなのですが…女性は、好きな人と逢う時には、オシャレをして、一番綺麗な時を見て欲しいと思われる事が多いそうです。髪を結い上げて紅をさし浴衣を着て彼に見てもらおうと…精一杯オシャレをして、好きな人に綺麗だとか、可愛いとか言われれば嬉しいですもんね。デモ何よりも、思いが伝わる事が一番嬉しいですもんね…川向こうで待っているあなたに、恋心を笹舟に乗せて伝えてもらいたいって場面で、終わってしまいました。後は皆さんの想像の世界で、物語りを膨らませてもらえれば、光栄に思います。