午後のボサノバ
ギターを弾くあなたと
其れに合わせて小声で歌う私
メロディは スローなボサノバ
溶けたグラスの氷みたいに
混じり合う 愛のハーモニー
覚めて行く
午後の 照りかえしと 白日夢
メロディは 悲しみのボサノバ
開け放たれた窓から 潮騒が聞こえる
イソシギ達が傷付いていたのも
激しく密かに燃えた 恋のせい?
甘めのシェリーのグラスも汗をかいて…
儚い夢は過ぎて行く… 浅い眠りの様に
過ちを繰り返して…
そして 私の身体をすり抜けて行く
午後のボサノバ
熱く灼けた 風の中の思い出
過ぎて行く真夏の青い時間…
今…再びシェリーを…飲み干す…