ザ ・演歌風…涙のコップ酒.

ザ ・演歌風…涙のコップ酒

 

ザ ・演歌風…涙のコップ酒

 

 

小皿に受ける 酒を啜りながら

酔いに お前の面影を見ていた

屋台の裸電球を 反射するコップ酒

行き場の無い男が一人
くたびれた 男達
やり場の無い心を引きづってるよ

殺風景な 駅の裏路地

何で お前は 何も言わずに出て行った

あん時 一言止めてたら
こんな思いしなくて良かったのに

ラジオから 流れる
雑音混じりに聞こえてた
お前の好きだった 流行歌

 

 

 

酔う度 思い出す 優しい笑顔

小さな幸せすら やれなかった

お前の言葉が 何度も俺を泣かす

くたびれた 生活
やり場の無い心を引きづってるよ

月夜の晩に 一人屋台で

何で 甲斐性も無い 俺に尽くしてくれた

あん時 強く 抱いていれば
こんな思いしなくて良かったのに

夜空見て 頬を伝う
涙が コップ酒に堕ちた
お前の好きだった 夜の空

 

 

言い訳 吐いてるんじゃ無いけれど

世の中 何時も冷たい人風が吹いている

不器用過ぎる 生き方しか出来ない 俺は

大事な お前を傷つけてしまった
憎んでくれていたなら もっと楽なのに

そして 酔いの中 涙に濡れ 眠ってしまう
夢の中 ただ お前に謝りたくて

 


河島英五 酒と泪と男と女

 

 



 

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