霧かかる山のいで湯の里
別れを惜しむ最後の旅
ヒグラシの様に啜り泣く
痩せた肩を抱き締めて
苔生す清流にささ舟を流す
来世できっと出逢える様に
二人を乗せてささ舟は
泪の河を流れて行く
添い遂げられない愛を乗せて
トロッコ列車の行く先には
罪に泣く思い出のいで湯
ヒグラシの様に啜り泣く
お前の声が胸に刺さる
サヨナラの証にささ舟を流す
来世できっと出逢える様に
二人を乗せてささ舟は
泪の河を流れて行く
添い遂げられない愛を乗せて
お前の泣き声がいで湯に響く
今生の別れは悲しくて
サヨナラを云わない別れを
ヒグラシは知っていた
チョット演歌調になってしまいましたね。本当は、青春時代の懐かしい蝉の声として僕が一番好きだった、今でも聞き入ってしまう程大好きな蝉はヒグラシなんだけど、たまには、演歌調でもいいかなぁ〜って書いてしまいました。ギターの弾き語りなんかでやって見たいです。