記念樹と空 by空倶楽部
何も無い大地 僕らは小さな夢と希望を求めた
現実の僕の目には 燻んだ空だけが映っている
そんな時 目を瞑り 静かに深呼吸をしてみる
何も無い殺風景な空にでも 光は溢れ 風は優しい
遠い空の彼方から 懐かしい声が聞こえる
そして不思議な光を帯びて その映像が 心掠める
小さな手で 色んな想い託し 君達と植えた木の下
はじめは 僕らと同じ位の背丈程の樹だった
一緒に泣いたり 笑ったり 青春の空の下
目を瞑れば ホラ…君にも聞こえてくるだろう
どこと無く懐かしい 安らぎに満ちた声が
僕も あいつも あの子も あの人も そして君も
純粋で がむしゃら だった通り過ぎた日々を
あの頃と何も変ら無い 記念樹と空
そして 僕らが見ている空は 其々に分裂し
別々の日常をそれぞれに映し出している
だけど あの時の記念樹と空は確かに見ていた
同じ空の下 同じ方向を見て みんな笑ってたね…
本当は みんな 澄んだ空の下で 生きていたいんだ…
いつもコメントくれたり、応援していただいている皆様、そして空倶楽部の皆様 、毎回、不出来な作品をお読みいただいている皆様、そしてそして…余りこの場で言う事では無いのですが…僕を気遣って下さる、優しく^_^あなた…僕は大丈夫ですよ…いつも心から感謝いたしております。…藍 詩でございます。
まだ、春を迎えたといえども、風は冷たくて…僕の心も凍ったままなんて言っていては、前に進めないので、なんとか今の自分を取り巻く環境そして、自分この日常から、なんとか、一歩踏み出したい自分です。
どこか聞き覚えのある 優しい声が聞こえる。僕らは、それぞれの日常に支配されて、変わってしまったのに…それでも、たまには、色んな想いを一つにしてみんなで植えた、記念樹とその時を見ていたその空と、今は別の次元の空の下にいる自分だけれど、どこにいても…目を瞑り、深呼吸すれば、心の中だけでも、リフレッシュできるみたいな事を、切なさのインクを落としながら、描いてみました。
純粋な制服姿の僕らの胸に あの思い出が、恋に焦がれて 涙を流したり、僕らは人生という年輪を君達と一緒に刻んできた…そして 大人に成り淀んだ空を見上げた。
その一瞬の寂しさに、瞼 閉じれば、脳裏に霞むその映像は、あんなにも澄んだ空に僕らの生きてきた証が、年輪となり、その樹木は大きく成り、そして今も、成長している。
今 みんな別々に見上げている空…デモ 僕らみんなが、いつも見ていた空はそんな空じゃ無かった…色んな空に照らされ…太陽の明るさを知り…寒い夜に凍え…雨の虹をみたり、君達の歌を聴いたり、少しずつ大きくなるその樹木…僕らの想いを乗せて、一緒に泣いたり 笑ったり 恋したり君の愛を受けて、僕らは 大人になり…そんなことを振り返り想い出しては懐かしみ…そして…いつの日か、朽ち果ててゆく。
画像:2019年02月02日、午後16:30時頃
大阪府箕面市新稲スカイアリーナ。池のある公園にて
人気の無い公園に佇む二人だけの秘密の記念樹と夕日・・・
何度キミと見たのだろう?歩いてたのだろう?歩きたかったのだろう・・・
この空は一緒に生きた場所なのに僕が過ごした歯車と共に何かが違っている。
葉の無い木々が私の心と同化するように静かに生きている。空に向かって。
一緒に過ごした時をあなただけが知っている。
また会えるかな?キット逢いに来るよ。
同じ時を過ごしたあなたとの聞こえない声を聞きに・・・・
「9」が付く日に空の画像を公開しています。
詳細(空倶楽部)
かず某さん chacha○さん
2月9日のお題は 『樹木と空』でした。
綺麗な空には力強く、木々そして草花達が唄を歌い汚れない世界を司っている気がします。
ご閲覧ありがとうございます。