不夜城
終わら無い夜の街をさまよい続けた
眠ら無い街の住人となり 僕等は笑い続けた
時の無い日々を何となく生きて
意味もなく くだら無い話を繰り返して
弱い自分を隠そうと 強がりも言った
目が醒めれば 何時も夜闇の中 太陽は沈む
何がしたくてここに居るのか
生きているのも もうどうでも良くて
欲望と快楽に犯された 鈍い眼光で
自分だけの世界に 閉じこもり塞ぎ込んだ
こんな悲しみを もう棄てたくて
眠ら無い街 不夜城にこの身お落とす
其処は時が止まったままの空間
本当の自分を見失い 不夜城に居場所を求め
現実から逃避して 欲望と快楽を探そうと
その城に迷い込むと 太陽の光は消える
何かの悲しみや、苦しいことばかりが続いて行くと僕は楽ばかり求めてしまう。自分を戒めようと描いて見ました。嫌な事があれば塞ぎ込み、楽で、居心地のいい場所ばかりを求めてると心の不夜城に身を落としてしまい、欲望と快楽に支配されてゆく。眠ら無いまま自分の悦楽に酔いしれて生きて行く気力もなくなって行き、惰性で毎日を生きて、それを繰り返してゆく、其処には、太陽という、生命に必要な光は無く、人工的に作られた電気の灯りやネオンだけが不夜城を怪しく照らしている。長く短い人生の中には、辛いことの方が多くて、それでも、不夜城に居場所を探し事もあって、此処に居場所を求めてしまうと、中々出れずに、出口が見えなくて、何年も引きづってしまう。だから出来るだけ、不夜城には、誘惑が多くて、楽しく思える事が多く見えてしまうけれど、其れは、見せかけだけの幻に近いものだと思って、逃げ込む事を止めて、僕は耐えながら生きて行きたい。