悪戯な夏の夜風の中で
灼けた素肌を醒ますように
あなたは薄絹を紐解いて行く
熱帯夜は儚い恋の幻
少し伏せ目がちな手招きと
切ない吐息が何故か哀しかった…
眠れぬ夜の記憶の中に
汗ばんだ躰を預けながら
柔らかな温もりを感じてた
熱い夜風の中で夢を見て
潤んだ瞳と痩せた細い肩が
ただ やるせ無くて…悲しかった…
闇に溶けて行く恋の名残が
併せた胸の隙間をすり抜けて行く
過ぎ行く熱い夏の夢をただ見送って
一夜の幻が夜に溶けて行く
熱さを憶えた二人の躰の中で…
悪戯な夏の夜風に惑わされて…
熱帯夜は二人の間を過ぎて行く…
ここの所、暑い日が続いていますね〜 。皆さんは、体調なんか崩されていませんか?今日は、熱い一夜の恋の物語のつもりで、書いて見ました。悪戯な夏の夜風と彼女に惑わされた熱い夜、伏せ目がちで、誘う彼女の心と物憂いげな表情を主人公はどう受け止めてたのでしょうか?いろんな想像は、出来ると思うのですが…僕的には、やっぱり…これも…一夜限りの過ちってとこですかね〜闇に溶けてゆく名残は、やっぱり、如何にも出来ない恋なんでしょうね〜。併せた胸の隙間をすり抜けて行く恋心をただ見送るしか無かったんだから…って、自分で書いて、思っています。他に色んな推理は出来ると思いますが…皆さんは、どうお感じになられましたか?