止まった時の中で…
ささやかな言葉でも 愛が響けばいい
あなたが
目の前にいてくれるのなら…
胸のうち
すべてを 打ち明けなくても
その声の優しさで 伝わるから…
その肌の温もりで 感じるから…
その真っ直ぐな瞳で 解るから…
宵の明星に 一人の夜に孤独を覚え
明けの明星に 星の儚さに涙してる
そして 過ぎてゆく時の中で
ただ此処で私は…刻を止めたまま
あなたを…待ち続けている…
せめて…この懐中時計が
時間を 逆さに刻み始めれば…
こんな思いは しなくていいのに…
あなたが… 其処にいてくれたなら…
※明けの明星は明け方に見える金星を意味し、反対に 宵の明星(よいのみょうじょう)は同じく、金星を指し一番星と言われる。占いなどでは、色々な解釈がされている。