期待の空に…
赤い傘をたたんで 黒い傘の下
二人寄り添い歩く 海に続く道
高鳴る胸で キミと歩いたあの頃
雨上がり 光を集め始めた海岸線
水溜りに光る 青すぎる空と入道雲
何もかもが 美しく映り込んでいた
眩し過ぎたのは 太陽じゃなくて
ホントは キミの輝きだったんだ…
どのくらい居ただろう?
空色が変わるまで 眺めてた 空と海
生温かい空気を切る様に
涼しい夕暮れの風が吹き抜けて行く
空の色が変わり始める頃
眠れない夜の事と 言葉を選びながら
キミに好きだと告げた…
夕暮れの海 琥珀の輝きを終えて…
キミが指差した菫色の空に
一番星が輝いていた…