募る思いに胸を詰まらせ
時の流れを惜しみながら
刹那を過ごした二人
向かい側のホームに立つ僕
二人を阻む様に列車が到着する
重ねた心の温もりを感じ
別れを惜しむ二人の物語
安らぎ満ちた時が去って
二人は其々の帰路に立つ
何か物憂い気な君と
向かい側のホームに立つ僕
二人を阻む様に列車の扉は開き
切なく流れる川に阻まれ
別れを惜しむ二人の思い
別れの時間は刻々と迫り
ドア越しの君は寂し気で
君の残した言葉を
唇の動きで知らされた僕
無情にも列車は君を乗せ走り出す
安らかな余韻を残して
君の姿は見えなくなった
僕は君が去ったこの場所に
ただ一人その余韻に佇み
さっき君が言おうとしてた
言葉を何度も繰り返していた
いや〜、しちせきを先にアップしてしまったので、七夕ばりに、天の川を列車に見たたて、別れの場面をかいてみました。結構、デートの後なんかで、帰りが別方向だとか、会社や学校帰りのデートなんかの帰り際にこんなシーンあるって思いましたが、皆さんは如何でしょうか?向かい側のホームに立つている恋人、まだ、返したく無いのに…無情にも、列車が来て、乗り込んだ恋人は、列車のドア越しで、何か物憂い表情で、囁いている…口の動きで、何を言っているのか、だいたい想像がつく、その言葉を何度も、僕は安らげた余韻にその場に立たされたまま、心の中で呟いていた。こんな経験皆さんは無かったですか?