駅の中の七夕伝説.

2018年7月5日

駅の中の七夕伝説

募る思いに胸を詰まらせ

時の流れを惜しみながら
刹那を過ごした二人

向かい側のホームに立つ僕

二人を阻む様に列車が到着する

重ねた心の温もりを感じ
別れを惜しむ二人の物語

安らぎ満ちた時が去って

二人は其々の帰路に立つ
何か物憂い気な君と

向かい側のホームに立つ僕

二人を阻む様に列車の扉は開き

切なく流れる川に阻まれ
別れを惜しむ二人の思い

別れの時間は刻々と迫り

ドア越しの君は寂し気で
君の残した言葉を

唇の動きで知らされた僕

無情にも列車は君を乗せ走り出す

安らかな余韻を残して
君の姿は見えなくなった

僕は君が去ったこの場所に

ただ一人その余韻に佇み

さっき君が言おうとしてた
言葉を何度も繰り返していた

 

 

いや〜、しちせきを先にアップしてしまったので、七夕ばりに、天の川を列車に見たたて、別れの場面をかいてみました。結構、デートの後なんかで、帰りが別方向だとか、会社や学校帰りのデートなんかの帰り際にこんなシーンあるって思いましたが、皆さんは如何でしょうか?向かい側のホームに立つている恋人、まだ、返したく無いのに…無情にも、列車が来て、乗り込んだ恋人は、列車のドア越しで、何か物憂い表情で、囁いている…口の動きで、何を言っているのか、だいたい想像がつく、その言葉を何度も、僕は安らげた余韻にその場に立たされたまま、心の中で呟いていた。こんな経験皆さんは無かったですか?



 

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