気だるい朝の風
ワザと 時計を遅らせた 終電間際
帰らないからと 僕を困らせた
一緒にいたい ただそれだけで…
無防備なまま 僕等は 夜に沈んでゆく
何時でも会えるけれど
今じゃなきゃダメで …
何時でも 離したく無いけれど
今は このまま 抱いていたくて…
真夜中の街 君を引き寄せた ビルの死角
点滅した信号機 何故か寂しくて…
行く当ても無く ただ 歩いた
少しでも二人で居られる
静かな場所を求めて…彷徨う 街角
クラゲの様に 闇の中を漂った
君と初めての夜遊び 心だけが先走り
結局…僕等は大人に成りきれず…
君と迎えた 気だるい朝の風
期待むなしく チョッピリ残念な風
玉置浩二 ふたりなら