陽炎の恋
愛しくて ヤリれない程に
あなたが好きで
狂おしい程 何時もあなたが欲しくて
僕の心は 紅に 燃えている
儚くて 淡い夢の中でも
寂しい 目をして
僕の腕をすり抜け 走って行く後ろ姿が
何時も切なくて悲しい
黙ったまま そっと僕にくちずけて
涙浮かべ 首を微かに振るあなた
青い真夏の夢の様に 僕の心を虜にする
どうして 二人愛してはいけないの?
遅過ぎた出逢いなら 覚悟は出来てるのに
密かな愛でもいいんだ
其れが 罪と言われても
陽炎の向こう側で揺れていても
だから…サヨナラだけは云わないで…
原田貴和子 彼のオートバイ彼女の島 1986年 TV