冬の帰り道
冬枯れて行く 夕暮れの街路樹
細く長く伸びる アスファルトの影法師
人目を気にしながら
あなたの影に寄り添う私がいる
大好きだから…もっと…心が叫ぶ…
デモ…これ以上…どうしようもない…
あなたの温もり 感じながら
そんな切なさに 歯痒さすらも 感じていた
もどかしさの 夕暮れ 遠回りした帰り道
ひとけの少ない 街路樹の下
上手くはないけれど私が作った
フェルトのお揃いのマスコット
鞄の端で揺れている
冬の夕暮れ…あなたと帰る 遠回りの帰り道
冬枯れて行く街路樹の下
無口な二人デモ…
ホクホクの気持になれた あなたと私がいた…