学校帰りに駆け寄る私を
何時もさり気なく
待って居てくれた
部活終わる夕暮れ
安らぎのひと時
貴方は一つ年上の人だった
私に気を使い友達から外れ
何時もさり気なく
私の側にいてくれた
枯葉色の街路樹の中
私の愛した時間
貴方の言葉にときめいていた
今は別々の道を歩いているけど
さり気ない優しさが好きだった
時が過ぎ…今は一人で
枯葉色の街路樹の景色に佇む私
又貴方に逢える様な気がして…
私は此処で立ち尽くす…
卒業してしまった、今は学生時代の良き思い出を懐かしみ、偶然に通りかかった街路樹の通学路なのか?良きの思い出にピリオドを付けるために、久しぶりに立ち寄った街路樹の通学路なのか?感じ方は色々あると思いますが…キット彼も彼女の気持ちに、少し気付いていたのでしょうね。もしくは、すでに相思相愛で、付き合っていたのかもしれませんね。…部活が終わり、冬枯れて行く夕焼け空の下、可愛い彼女が駆け寄って来て、内気な彼は、友達と一緒に帰る途中だったけど、彼女を気づかい、友達と外れて、彼女と肩を並べて帰って行く、その情景を彼女は思い出していたのだろう。今は、別々の人生を歩き始めた二人だけど…あの時のいい思い出が、彼女を冬枯れて行く街路樹のある通学路に佇ませたのだろう。