瑠璃色の闇
幾度もの凍えた夜を
1人で越えるのが辛すぎて…
僕を包む闇に
瑠璃色のペンキを ブチまけて見ても
愛したあなたは 此処には もういない
冬のコオロギの様に 弱々しく小さな声で
あなたを呼び止めて見ても
創り物の空には 同じ瑠璃色デモ
太陽の光は射さない
夜になっても星の輝きも無く
月の笑顔も無ければ 満足も出来ない
あなたが居てくれれば
そんな世界でも…其れだけでいい
もう一緒に人生を終える事は 叶わない夢…
来世で出逢えたのなら
もう二度…離しはしない…
瑠璃色に塗られた闇の中で
無機質に 今日も ただ佇でいるだけ…