君のもとへ
君のもとへと 近くけれど
君は 悲しげに微笑むだけで
言葉は交わしてはくれない
その 長い髪を風に靡かせて
少し前を走り去るだけ…
どうして 声をかけてくれないの…
どうして 止まってくれないの…
やっと 君を見つけたのに
あれ程 わかり会えていたのに
愛してるんだ…
もう一度
その温もりを感じさせておくれよ
優しい言葉かけておくれよ…
君が止まれないのは
僕にまだ 長い旅を続けろという事なのか…
もう君を離したくは無いのに…
もう君を失いたく無いのに…
力尽きるまで 旅の終わりが見えるまで
生きろというのか?
もう何も無い僕に たった一人で…