不思議だね こんな所で
また君に逢うなんて
少し照れながら元気?って
久しぶりに出逢った君は
髪を短く切っていた
幸せそうだねって僕が云うと
なぜか少し寂しげだった
今は別れて別々に生きる二人
また君に逢うなんて
蘇る思い出が少し照れくさくて
久しぶりに出逢った君は
前より大人びて綺麗だった
でも離れてしまった心は
もう戻ることは無いだろう
髪を切った訳は何と無くわかった
君の愛した人が
何処かに行ってしまった事も
ほんの短い会話が雑踏に消えてゆく
僕はまだ君の事を好きでいてる
本当はやり直したいって
言いたかったけど…言えなかった…
途切れ途切れに吹く心地よい風が
僕の心を現実に戻した
皮肉な出逢いに風が笑っていた……
こんな経験、皆さんには、ありませんか? 今は自分には、別の人が居るとか、心を残しながらの別れは、その時の状況によって色んな記憶として蘇るものですね。なぜ好きでいるのに…別の人といるのかって、思われるかもしれませんが、自分の気持ちとは、裏腹で、時は皮肉にも過ぎ去り、二人の思いも変わってしまったんだけど、昔の思い出が急に蘇ると、現実も忘れて、ヤッパリ嫌いになれないその人の事が、鮮やかな映像となり襲いかかる。一瞬の幻を見ただけで、今…別の人が待つ自分を、忘れて、やり直したいって…言えませんものね……愛でも恋でも、お互いの事情で、片方の感情では、元に戻るのは、難しいものですね。