青い果樹
問い掛けと 答えを探しながら
君の胸に詰まってる その思いが
小さな芽を出した あの日…
近くの森林公園が 各々の錆色を醸す
今 朽ち果てて行く樹木からすれば
これからが始まり
どこからとも無く 射す一筋の光
問いかけも 答えを探す事も
ままにならない …
僕らは青い果樹…
その不思議な思いが何なのか?
何かで 胸が膨らみ 切なくも
嬉しくなるのは どうしてなのか?
そして それはどちらの方向から
射し出してくる 思いなのか?
幾つもの夜を越えて 季節を知り
あなたを憶えた…
かけがえのないあなたを…
そして その光があなたという事を
青い果樹は 知る事が出来た
そして 緩やかに錆びて行く
季節の彩りの中で…