破れた心と色彩の街
二人の好きだった 秋色の色彩の街
少し離れた 坂の上の公園
見上げる空は 何処までも青い空
二人眺めてた 虚しさと切なさ
どうしてこんなに 寂しいのだろう
秋風が通る破れた心は どうやって繕えばいい？
僕らは あの頃の様に
此処で 次の季節を掴もうとしているのに
臨場感のある風は
秋風のバラードを歌い出す
ひとつになれない僕らの心は
秋風に見つからない様に繕おうと
して見たけれど
やはり 僕らの温もりも 風に吹かれ
冷たく 淋しく 虚しく 果てて行く
止めど無く 果てて行く
二人が繕おうとした 破れた心は色彩の街に
時を戻して 果てていった
