この世で一番 愛おしい人へ
もう 逢えないあなたへ …
今年もまた 蛍の時期が来ました
何度も 蛍を見に出かけたけれど…
やっぱり 美しいのは
夜じゃあ 無くて 蛍灯だけでも無い
あなたの周りを 儚げな蛍が舞う
その風景が様に成る 美しい芸術として
そんな 月は朧げで静かな夜がいい
愛の光は
その心を銀河まで照らすけれど
人の命は 非常に脆く弱い物だと
そんなことを思いながら
月の光を与えられて 野原を照らしているのか?
黄色でも緑でも白色でも無い
ただ 月色の光を精一杯 小さな躰に貯めて
短い命をまっとうする
その月色の光は 蛍へと姿を変えて
刹那でも 命の強さと 儚さを諭してくれる
あなたも 良く命の儚さを
諭してくれていた様に…
…この世で 一番愛おしい人へ…