夜の展望台
その夜は風も 優しくて
手に掬い取れそうな 星空の間を
音も無く飛行機のランプが流れて行く
これから旅立つ
まだ見ぬ世界への憧れを乗せて
あなたが好きだった 夜の展望台
今は一人きりで 眺めている
幸せ不幸せ この街にも様々な人生感…
此処から見える景色は
天界と下界を繋いでいるのだろうか?
空が近くて…星も近くて…月も静か…
そして涙に滲む夜の街は
まるで 宝石箱の様に煌びやかで…
今度 あなたに逢って またあなたと恋をして
あなたと生きて行ける時は
生まれ変わってからなのでしょうか?
この胸に あなたを宿して果てて行けば
あなたは 僕を許してくれるのでしょうか?