真夜中の雨
ナミナミと降り続く真夜中の雨
こんな静かな雨の日は 余計に憂鬱になる
心の水溜りが 涙で溢れる 胸に沁み出す
思い通りになる恋が 羨ましくて…
恋は 見掛けだけでも無く 年の差でも無く
やっぱり恋は 好きになった人が
いいに決まっている…要するに理屈では無く
その人の全てを 何十年も愛してきたから
もう…そんな 僕には 最後の恋だった…
そして 誰も愛する事が 出来無くなってしまったのだ
一緒にいても添い遂げる事は出来ず
離れれば苦しみが襲う 事情のある恋…
そんな 憂鬱や苦しみ
皮肉な人世の巡り合わせを
どれだけ 恨めばいいのだろう ?
どれだけ 惜しめばいいのだろう?
真夜中に目覚め こんな自分が辛くて…
雨音を数え あなたの面影を思い出す
心の水溜りが涙で溢れ出す…真夜中の雨