ここだけの景色
夕陽に伸びる影と 頬伝う汗…
そして色んな声色の掛声
茜色に染まる 思い出のグランド
疲れ果てた 体に鞭を打ち
君を横目で盗みながら
ダッシュするトラック 上り下りする階段
君にカッコいい所を見て欲しい…
そんな事も無かったと言えば嘘になる
あれから 何十年殆ど変わることの無い
ここだけの景色は
タイムトラベルでもしているかの様に
僕をどんどん
あの時代へと運んでくれる
この青い風は
いつも グランドの端
あなたのいる方向に吹きこんで行く
僕の言い出せない思いを…
この切なさのわけを…
今告げたい…あなたへのこの気持ちを…