再び
永く辛い旅に 僕等は出たと言う
あなたの言葉を 今思い出している
人は命が 消滅して仕舞えば
願いも欲望も思いのまま叶うと言う
あくまで 身体は 魂の入れ物で
この魂は 肉体が消滅したとしても
生き続けるので 生かされている間に
修行を積み 気高い魂を作るのだと
もしそんな事が本当に在るのならば
そして こんな 僕にも
来世が 許されるのならば
再び あなたと出逢い
そして 再び…愛し合いたい…
僕はこの人生で 最高の人を愛せた
ただ 添い遂げる事は出来なかったけれども
お互いをわかりあい 許し合えた
愛を教えてくれた 最後の人…
だから もし僕に
旅立ちの日が訪れたならば…
もう一度 あなたの名を呼ぶから
そして必ず…思い出すから…
優しかった その微笑みを
あなたの温もりを…思い出すから…
そこから 見守って欲しい…