あの時のままで…
暫く振りに 何時もの場所で 会う君は
会う度に 僕の知らない 大人の顔になって行く
何かを捨てなければならないのですか?
時は僕だけを置き去りに 君を大人へと変えて行く
僕の為に着飾り 化粧も似合って とても綺麗だよ…
でも 僕の大好きだった 君の横顔とは少し違って
時の置き去りにされたままの僕には
何処と無く 淋しげな華やかさが溢れて見える…
そんな華やかな君を 僕は黙って見つめていた
何かを捨てなければならないのですか?
新しい自分を探し始めているんだね…
僕が欲しかった気持ちは そんなのじゃなくて…
素朴で 野原を駆ける あの時のままの君
何も飾らない そのままの君が 大好きなんだ…
何も求めずに 君の側にずっといるから…
何も飾らず そのままがいい…あの時のままで…