氷雪の大地.

氷雪の大地

 

氷雪の大地

緑の龍に憧れて 遥か空を訪ね歩く

月光が少ない闇夜に雪白が光り

氷雪の世界に繰り広げられて行く物語

澄み切った 空に緑の光が朧に見え始め

凍った森も完全に 眠り付いた様だ

氷雪の大地に 今…周りは君と僕だけ

抱き寄せた細い肩に 永遠を誓うよ

そして 憧れた 光に僕等は包み込まれて行く

その緑の光は やがて龍と化して

街や森 氷ついた河をその光に染めて

僕等の氷雪の大地の上を舞い始める

ちっぽけな 僕等を見降ろしながら

空に大きな虹色のカーテンを作り始めた

僕等は 素晴らしい大自然の物語を眺めている

日常が支配する 淀んだ街の空では無く

愛する君と二人 非常と言える 氷の世界で

憧れた光に包まれて 日常の深さを知る

溶け合えた心で 永遠を生き抜きたかった…

再び訪れた 氷雪の大地に君の幻を見たよ…

 

 



 

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