その 胸にもう一度だけ抱き締めて欲しい
あなたが 急にその存在を絶つのなら
あなたと一緒に 一杯やりたい事があったのに
そして あなたに沢山言いたい事もあったのに
あなたは 私の手の届かない遠い所…
そして其の抽象と現実は入り溶け混じわり
其処から私を見護っくれているの?
あなたの呼吸は 気配となり私には感じる
あなたの体温は 空気となり私には感じる
命は尽き果て 肉体は滅んで行くとしても
魂は繋がっているから また巡り逢える
不思議な夢の中でも あなたは現れる
だけど 私が求める 抱擁は抽象の出来事では無くて…
現実的な 艶やかで 柔らかな あなたのその肉体で
もう一度 強く優しく抱き締めて欲しい…