茜色の思い.

茜色の思い

 

あなたと 始めて出会ったのは
夏の夕立に降られたこの場所

名前も知らない私に 傘を渡して
雨の中を走り去って行った あなた…

あれから何度か言葉を交す度に
季節も少しずつ 変わり始めた…

あなたの事をもっと
深く知りたくなったのは…

この景色が 秋色に変わってからの事
季節が進む毎に 私の心も歩き始めた

 

私がこの気持に気付いたのは
枯葉色の季節がやってくる頃…

初めて触れた あなたの手の温もり
感じながら 木立の中 二人歩いてた

そして 眠れない夜を数えるたびに
これが恋なんだと気付き始めた…

こんなに私がいつも
側で 感じていたいのは…

あなたの優しい温もりが好きだから
私は この季節とあなたの色に染まって行く

 

そして 少し肌寒く感じる秋の夕暮れ…

今 私はあなたにもたれかかり
木立に降り注ぐ 茜色の空を眺めている

この優しい温もりが大好きだから…

私の心は もっと もっと
あなたの色に染まり 茜色に染まって行く

 

 

夕焼けドライブ…沢山のコメントをいただき、有難うございました。密かに大喜びしています…変な表現ですが…

夏の夕立に、急に降られた時名も知らない男子から、傘を無造作に渡され、彼は、走り去って行った、そしてそれがキッカケとなり、ちょくちょく話す様になって、それがまたまた、恋に発展する事って、ありがちな話ですが、それまでの過程が、やっぱり一人で悩んだり、相談出来る人がいれば、相談してみたり、好きになったのか、愛してもいい人なのか、夜も眠れずに、悩んだり、夢見たり…木立が色付き始めるのと同じ事で、その人にひかれて行く、そして、今の幸せを感じている…そんなところを、描いてみました。

 


Karyn White Superwoman



 

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