夜な夜な 深夜ラジオを聞き
ナガラ勉強ばかりしてた あの頃
はやり歌や 葉書の便りに耳を傾け
夜な夜な 夢の続きを求めては
手探りの中で 共感を探していた
部屋の灯りを消して 小窓を開けて
夜空を見上げては 憧れを映し
秋虫の鳴き声に 切なさを憶えた
夜な夜な 君に憧れ胸を焦がす
恋人に成れたら…甘い憧れを胸に
いつも勉強途中で ラジオをつける
夜な夜な 夢の続きを求めては
そこに広がる 現実と妄想の世界
小窓を開けると 秋月が優しく輝く
藍色の空に 流れて行く星が一つ
願いを込めた 無口な僕の 片思い
未知の体験話に耳を傾けてた
眠いのは 勉強のせいでは無くて…
僕を誘惑する 蒼い妄想のせい
冴え渡る夜空と 優しい風…
今 ラジオをつけて見ても
その蒼い妄想は 姿すら見えない
君に憧れてた 夜な夜な 僕だけの秘密…
ただ そんな 青春 それでも良かった…
中間テスト 期末テスト前なんか、さすがに勉強嫌いでも、少し位は勉強したなぁ〜いつもラジオをつけて ながら勉強だったけど、そのうち、勉強そっちのけで、ラジオのお便りや、まだ知らない恋の体験話に聞きいっていたなぁ〜恋に憧れ、そのうち、誰かが気になり、好きになってゆく…告白の勇気もなく、心にそっと、仕舞い込む思い…片思いの切なさと憧れの人との夢の続きを、見たくて、ペンを止めて ラジオの電源を入れる。そこには、両想いの彼氏彼女の話や、片思いの話や体験などが繰り広げられていて、勉強もせずに聞き入ってしまい、気がつけば朝になっていたり、夜空にに向かい、彼女の事考えたりしたなぁ〜でも、そんな時間も、好きだった。今は、ラジオをつけても、哀しいけれど…その頃の妄想は見えなくなってしまったけれど、何と無く、懐かしく思います。