街は秋めいて 茜色の空を迎える
街路樹の道にも 独りぼっちの影
あの時の君の横顔は とても哀しげで
そんな君の肩も 抱く事もできずに
ただ 切なさを噛み締めていた…
もっとはやく あなたと出逢えていたなら…
こんな風に 悲しませずにいられたの?
帰らない日々に 浮かぶ面影
密かに落ち合った お気に入りの店
いつも隣で笑ってた 君はもう居ない…
帰る場所がある君と 帰る場所が無い僕…
二人の気持ちは 重なり会ってたのに…
自由になれない 二人の身体
もっと強く あなたを抱き締めていたなら…
こんな風に 離れずにいられたの?
もう 二度と抱けない その細い肩
何も知らずに 賑わう秋色の街は
君が好きだった 茜色に染まって行くけれど
もう二度と 寄り添う事の無い影は
秋色の街の夕暮れと消えて行った…
戻れない 日々を見送る様に 心に鍵をかけて…
この度の台風及び地震により、被災に遭われた方々に、心より御見舞い申し上げます。
もう、大自然の脅威はコリゴリです。コレだけ、科学が発達する中で、やっぱり予測が不可能なのでしょうか?
さて、秋色も少し感じる様になって来ましたね。僕は、夏が大好きだけど…引き止める事の出来る恋と、ただ見送らなければならない恋…今回は、またもや、チョットだけ、怪しげな作品になりました。どんな恋をしてても、別れは、辛いものですね…